最近海に出るとなると専ら体験ダイビング担当に
なっている石浦です。
今日は久しぶりにソデカラッパを見つけました。
砂の中におしりからモゾモゾと潜り、最後には
砂から目だけを出して辺りをうかがっているという、
なかなか見つけにくいカニです。
これがソデカラッパです。色が砂にそっくり
なので、何処にいるのか本当に分かりにくいやつです。
っていうか分かりますか?真ん中にいます。本当です。
ただちょっと遠くの砂地を見てみると、まだ警戒を
していないソデカラッパがヒョコヒョコと歩いている
ので、それを見つけると一気に距離を詰めて捕まえます!?
カラッパを持ち上げて中層でパッと放すと、足をバタバタ
させて必死に泳いで、そそくさと砂に潜ります。
この様子が非常に可愛いので、可哀想なのですが見つけた
カラッパ君には何回も中層放り投げの刑をしてしまいます。
ごめんなさい。カラッパ君。そしてありがとう。
久しぶりに体験ダイビングのガイドでガルメに行ってきました。
やっぱり海は良いですね〜。肌を刺すような強烈な
日差しがオフィスワークで生白くなった肌に気持ちいいです。
光合成したいぐらいです。
そして今日はアケウスを見つけました。アケウス。
海洋生物には、たまに「それ日本語なの?」と思える
ネーミングがあります。サバヒーとかニグラとか。
アケウスもその内の一つです。ちゃんと日本の図鑑にアケウス
と出ています。クモガニ科のアケウス属です。
それにしても誰が名前をつけたんだろう?
そのアケウスの写真です。
写真のクオリティが悪いというのもありますが
何処にいるのかまったく分かりません。
完璧な擬態です。体に海藻をくっつけて
カモフラージュしているんです。
真ん中に手足の長いアケウス(カニ)がいますよ。本当に。
嘘じゃないです。
ついに出来ました!!
「カメハメハ」こと横バブルリングです。
真上を向いて出すバブルリングは見た
ことがある方も多いかと思います。
私も上手ではありませんが、何とか出すことができます。
しかしベルーガが出すような水平方向に飛んで行く
バブルリングを人間も出すことができるんです。
キミちゃんが見ていたYU-TUBEで沖縄のガイドさんが
水平方向にバブルリングを出しているのを見た時は
衝撃的でした。
その後、見よう見マネで修行を重ね。ついに横バブルリング
を出す事ができるようになりました。
とは言っても、そんなに上手ではありません。まだ修行中の
身なので。でもこの出来た時の達成感ったらないですよ〜。
最初は1000回に1回ぐらいの成功率でしたが、100回に1回に
なり、今は10回に1回ぐらいの成功率になっています。
上手く出来た時には5mぐらい水平に飛んでいきますよ。
安全停止の時に余裕がある時にやっていますので、
失敗してても温かく見守ってくださいね。
写真はお客様の阿部田さんにいただきました。
オキフエダイの群れは月に1回産卵のために
大きな群れを作る魚です。
(写真は荒木さんよりいただきました)
初日のチェックダイブなどで良く潜っている
”ゲメリスウォール”にてご紹介することが多いです。
単体や数匹ではそれほど目を引かない魚ですが
大群になると鮮やかな黄色がリーフを埋め尽くし
とても奇麗です。ゲメリスウォールでは2〜3千匹
の群れになることもあり圧巻ですよ〜。
時期になると数万匹と言われる群れになるイレズミフエダイ
は「ダーウィンが来た」などでも紹介されており、
知名度が高いですが、このオキフエダイはまだまだ
知名度も低く見た事無い方も多いのでは?
規模はイレズミとは比べようもありませんが、
年に数ヶ月しかチャンスが無いというイレズミに
比べて、オキフエダイは毎月チャンスがあります。
現在調査中の魚で情報をあまり出す事ができませんが
群れる時期など興味のある方はBMスタッフのメールか
HPのお問い合わせフォームでお尋ねくださいね。
今日はオフィス仕事です。
数時間ぶっ続けでパソコンに向かってキーボードを
打っていると、オーバーヒートして頭から
湯気が出そうになります。
そういう時は気分を変えるためにテラスに
出てちょっと休憩するのですが、今日は
桟橋の下にヒメアイゴの幼魚が大量に
群れているのを眺めていました。
桟橋のロープを固定するために沈めている
セメントのブロックに群がって、ブロックに
ついているコケを一心不乱にみんなで食べていました。
肉食の魚に比べて、餌を取るエネルギーを
使う必要がなく楽そうです。
その代り肉食の魚に食べられるリスクが
高いですが。
どちらが良いんでしょうかねえ?
何ごとも一長一短です。