フィルムで水中写真を撮るようになって
一番思うことは色がとても綺麗に出ることです。
なんだか味のある色になるんです。
実際は透明度が悪い海でも良い雰囲気に
なっちゃいます。
これは使わない手はないですよ。ホントに予想以上に
綺麗に仕上がります。
使っているフィルムはFUJIのVELVIA100です。
ポジフィルムなので、現像された段階で色が
どんな感じかも分かります。
写真はビックドロップオフのブイ下です。
オヤビッチャが一生懸命育てている卵をアミチョウチョウウオが
ついばんでいるシーンです。
オヤビッチャの必至な防衛行動を見ているとアミチョウチョウウオ
が憎くなってきます。
最近風向きが東に変わっています。
乾季の風向きです。冷水もたまに入ってくる
ようになったみたいだし、水温も徐々にさがってくれる
かな?と期待しています。さすがにここ数カ月の高水温は
異常で、サンゴがいつ死んでしまうんだろうとビクビクして
いましたので・・・
セボシウミタケハゼも4作目になりました。
体が透明なのでサンゴの色と同じ色に
なります。前の写真よりも明るい色に
なっています。
魚の右側に白いゴミみたいなのが写っています。
これはばっちりピントが合ってしまった水中の
浮遊物だと思うのですが、折角綺麗に撮れても
浮遊物が多いと写真が台無しになってしまいます。
やっぱりマクロでも透明度いい方が浮遊物が写ら
ないのでいいんですね。ちなみにこの時のジャーマン
の透明度はかなり悪かったんです。
ビックドロップオフの浅場のサンゴです。
自然光で撮っています。
水面の色が異常に白くなっています。
曇っている時に水面を写すとこんな感じに
白っぽくなってしまいます。
これは曇りだと太陽の光が十分に水中に
入ってこないから、水中と陸上で明るさの違いが
晴れた日よりも大きくなってしまい。水中に露出を
合わせて撮ると水面が露出オーバーで白くなって
しまうんだと思います。
まあこれはこれで背景にメリハリができるので
綺麗だとも思いますが。
ビックドロップオフの棚の上には箱庭のようにサンゴが
綺麗な場所が残っています。
昨日パラオのダイビングショップの皆さんが集まって
自然環境やガイドルールなどについてのミーティングを
行いました。いつまでもパラオの素晴らしい環境が保た
れて、その中で仕事ができたらいいなと思います。